Step.3

Xeonで作ろう!

 

Xeonで組むときの為の予備知識。

Xeonなんて組む人はそうそういないと思うんですが、今度作る機会ができたんで、当サイトで扱うことにしました。こんなのもあるんだな…程度で みてください。

 

ページ製作にあたって

  Xeonは他のPentium4やAthlonなどと使うパーツ等が異なってくるので、第0回という事で予備知識を載せる事にしました。Xeonってのはハイエンド向けなので、google等で検索しても判り易く解説している所は少ないです。これから、Xeon組もうと思っている自作中級 くらいの方々の参考に役立ててくれればと思います。

 

Xeonとは?
  Pentium4やAthlonは知っていても、恐らくXeonは知らないと言う方が多いと思います。Xeon(ジーオンと呼びます)とは、Intel社のスタンダードPentium4より1ランク上の 企業・プロフェッショナル向けのCPUです。2個組み合わせて(Dual)で使用するのが普通です。

  Dualと記しましたが、実際にはHyper-Threading(ハイパースレティング)機能をサポートしていますので、2x2=4で4CPUとして認識されます(Prestoniaコア以降のみ対応)。

  Pentium IIの時代からあり、Pentium II や Pentium III の時代では、"Pentium II Xeon"や"Pentium III"と呼ばれていました。現在では、"Pentium4 Xeon"とは呼ばず、単に"Xeon"と呼ばれています。

 一部の自作ユーザでは、憧れのCPUでもあります。

 

必要なもの
  先にも書きましたが、Pentium4とXeonでは使うパーツが多少異なってきます。
 

パーツ

コメント

M/B

Socket603/604に対応した専用のM/Bが必要。

RAM

M/Bに対応したメモリーと使用する。最近はPC2100が主流。

VGA

AGPが使用可能。

ケース

E-ATXに対応したケースが必要。一部、通常のATXサイズでOK。

電源

EPS 12Vに対応した電源が必要。

 

 
M/B
  Socket603/604に対応したマザーボードが必要です。

 

RAM
  i860等の以前のチップセットでは、RDRAM RIMM しかサポートされていませんでしたが、最新のE7205チップセットより DDR SDRAM(PC1600/2100)がサポートされて、比較的安価に構築することができるようになりました。

  最新のE7505チップセットで使用できるメモリーは、DDR SDRAM PC1600/2100 のアンバッファード(ECC有・無両対応)です。Supermicroなどの一部のマザーボードでは、レジスタードも使用できます(なお、マザーボードにより使用できるメモリーが多少異なる場合があるので、事前に確認することをお勧めします)。

  また、最新のE7505の目玉としてメモリーの”デュアルチャネル”がサポートされたことが挙げられます。これは、簡単に言うと2枚1組でメモリーを装着すると、ほぼ倍のメモリースピードが出るというものです。E7505を使用する場合は、せっかくですから2枚組みで運用してみる事をお勧めします。

 

VGA
  最近のE7505チップセット搭載のマザーボードでは、Pentium4やAthlonと同じように、AGPx8サポートされGeForceやRADEONなどのVGAも使用できます。一昔前では、完全にサーバ向けと考えられ、AGP無し&しょぼいVGA内蔵のものが多かったです。

 

ケース
  多くのXeonマザ−ボードは、ATXより大きいE-ATXと呼ばれるフォームファクターを採用しています。大きめのATXケースでは対応していることもありますが、通常のATXケースでは入ってもドライブベイと干渉するなどとして、使えないことが殆どです。

 

電源
  Xeonに対応したマザーボードの殆どは、ATX EPS 12V と呼ばれる種類の電源ユニットを使用します。中身はATXと同じですが、電気を多く食うXeonに対応するため、接続端子のピン数が増えています。無論、EPS専用ですので、通常のATXマザーボードには使えません。

  また特殊な電源のため、種類も少なく秋葉原でも扱っている店は少ないのが現状です。通信販売などを利用するといいと思います。

  また、電源の容量が大きければ(500w以上推奨)、一般的なATX12V電源を変換を用いることで、Xeonマザーでも使用することも出来ます。といっても、メーカ動作保証はありませんので、あまりお勧めは出来ません。

 

第一回 (マザーをケースに装着…まで)  

第二回 (マザーをケースに装着…まで)  

第三回 (電源接続・各種ドライブの装着…) 

第四回 (VGA接続・起動確認…)

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