グラフィックボードの選び方(詳細)
どこのメーカがいいの?
現在、VGAのチップ(グラフィックチップ、GPU)を作っているメーカは、
3・4社ほどあります。それぞれのメーカ・チップの特色がありますので、自分の作業や目的に合ったVGAを選ぶ必要があります。
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3Dゲームもバリバリいける高性能VGAから、安価なVGAまで作ってるメーカです。
現在、いくつかの種類が多く出てて判りにくくなってます。 |
製品名 |
コメント |
PCXシリーズ |
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GeForce
PCX 5950 |
FXベースのPCI
Express対応グラフィックチップ。"PCXシリーズは"PCI ExpressスロットがM/Bに無いと使えません。ご注意を。 |
GeForce
PCX 5750 |
上に同じ |
GeForce
PCX 5300 |
上に同じ |
GeForce
PCX 4300 |
上に同じ |
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6シリーズ |
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GeForce
6800 Ultra |
GeFoeceの次世代グラフィックチップ”6シリーズ”
現段階では最高速。6〜7万程度。400wクラスの大容量電源の使用を推奨。 |
GeForce
6800 GT |
6800
Ultraの動作クロックを引き下げたもの。PCI Expressでもリリースされるが、とりあえず6800シリーズでは、AGPをむりやりPCI
Expressに対応させるタイプ(ブリッジ)なので、PCI Expressの性能は発揮されない。 |
GeForce
6800 |
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FXシリーズ |
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GeForce
FX 5950 Ultra |
5900
Ultraの改良版。クロックが速くなっている。 |
GeForce
FX 5900 Ultra |
5900は5800の後継モデルであり、メモリーバンドが大幅に広くなり、性能もかなり上がった。 |
GeForce
FX 5900 XT |
5900シリーズでは最下位のチップ。性能的にはGeForce FX 5700
Ultraよりは上で、コストパフォーマンスに優れてていいかも。 |
GeForce
FX 5700 Ultra |
5700シリーズは5600の後継モデルにあたり、5600に比べクロックが速くなっている。5900同様「CineFX
2.0」等の新機能がサポートされた。コストとパフォーマンスのバランスが取れてて良いかも。 |
GeForce
FX 5700 |
GeForce
FX 5200 |
FXシリーズでは最下位の廉価モデル。1〜1.5万くらいだが、2万で5900XTが買えてしまう事を考えると…。ちなみに、この性能だと重い3Dゲーとかは結構つらいかも知れません。 |
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結論:3DゲーやるならnVIDIA! |
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3Dは勿論、2Dの発色の良さも定評があります。 |
製品名 |
コメント |
RADEON X800 |
RADEONシリーズの最高峰ボード。AGPとPCI
Expressに対応したボードがリリースされている。 |
RADEON X600 |
9600XTをPCI
Express用に改良したもの。動作クロックなどが引き上げられている。PCI Express専用(ネイティブ対応) |
RADEON X300 |
X600から動作・メモリクロックを落としたもの。また、製造プロセスを初の0.11μmに。バス幅は128bit。PCI
Express専用(ネイティブ対応) |
RADEON X300 SE |
X300のバス幅を半分の64bitに狭めたもの。PCI Express専用(ネイティブ対応) |
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RADEON 9800 XT |
9800 Proの動作クロックを上げたもの。 |
RADEON 9800 Pro |
9700
Proの改良版チップ。9800XTが出るまでは1番速いチップだった。 |
RADEON 9800 |
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RADEON 9600 XT |
9600
Proの動作クロックをさらに上げたもの。省電力に優れるLow-Kを新たにサポート。 |
RADEON 9600 Pro |
9600の動作クロックを上げたもの。 |
RADEON 9600 |
9600シリーズは、9800シリーズに比べメモリーバス幅が半分になっている。9800の廉価版チップ。 |
RADEON 9600SE |
9600より動作クロックが微妙に上がってる? |
RADEON 9200 Pro |
9200にデュアルディスプレイ機能などを付けたもの。 |
RADEON 9200 |
9200シリーズはRADEONでの最下位に位置する廉価モデル。ワープロとか文章作成なら十分。 |
RADEON 9200 SE |
9200よりメモリーバスがさらに狭まった。廉価版。事実上RADEONシリーズでの最下位モデル。 |
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結論:3Dゲーもやりたいけど、2D作業もしたい! |
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SiSグラフィックス部門とTridentを統合した新興メーカ。 |
製品名 |
コメント |
Dual Volari V8
Ultra |
2つのグラフィックチップを搭載(普通は1つ)で高性能化しようというもの。ベンチマークではFX 5900 や RADEON 9800
に迫る性能。初物という事もあって、ドライバ等の煮詰め具合を見た方がよさそう。今後に期待? |
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結論:普通なVGAを使いたくない人にピッタリ。 |
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2Dグラフィッカーに支持され続けている。3D性能はあんまり。 |
製品名 |
コメント |
Parhelia 512 |
トリプルディスプレイ対応。3D機能を強化した(GF4 Ti4600より下)。2D性能は抜群です。 |
Millennium P750 |
チップとメモリーの性能を落とした廉価チップ”Parhelia-LX”を搭載。トリプルディスプレイには対応してます。 |
Millennium P650 |
トリプルディスプレイを非サポートした。その他はP750と同じ。ファンレスという所も見逃せない。 |
Millennium G550 |
G450のマイナーバージョンアップ。 |
Millennium G450 |
登場からかなり経っていますが、2Dグラフィックやる人にとっては、今でも人気のカードです。 |
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結論:2Dグラフィック作業中心ならオススメ。 |
AGPとPCIって?
VGAを装着するためのスロットの事です。AGPはVGA専用のスロットで多くのマザーボードに対応しており、多くのVGAもAGPに対応した製品が出ています。特に理由が無ければ、AGP対応のVGAを購入しましょう。
殆どのATXマザーボードではAGPがサポートされていますので大丈夫ですが、Cube型のような小さなPCやメーカ製PCでは、AGPスロットを持ってない事が多いです。その場合は、仕方ないのでPCIスロット対応のVGAを探すしかありません(選択幅が本当にありません)。
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AGP |
PCI(写真はS-ATAカード) |
ちなみにAGPとPCIスロットの形も全然違いますので、互換性は全くありません(上写真参考)。
最近出てきたPCI
Expressって?
2002年に発表された、現在のPCIに替わる次世代PCIスロット規格です。UltraATAがSilialATAに替わったように、PCIは”パラレル転送方式”でしたが、PCI
Expressは”シリアル転送方式”になっており、互換性はありません。
最近になってようやく、対応マザーボードや対応ボードが登場してきました。AGPよりも高速なので今後はAGPからPCI
Expressへ意向してくるかと思われます。
結論
目的にあったVGAを選ぶ
PCI
ExpressかAGPかで、使えるマザーボードと使えないマザーボードがあるので、購入時には要注意
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